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建通新聞社(中部)
2021/06/08

【三重】近鉄四日市駅交通ターミナルへ検討 国交省三重河川国道

国土交通省三重河川国道事務所は、2021年度に新規事業化した「近鉄四日市駅交通ターミナル整備事業」に事業費1億円を配分した。21年度は四日市地区交通結節点検討業務や関係機関協議などを行う。交通結節点検討業務では事業スキーム検討などを実施する。業務は建設技術研究所中部支社と道路新産業開発機構の企業体に委託した。落札金額は4603万円(税抜き)。履行期間は12月24日まで。残る事業費については別途委託する業務費に充てる。
 中部圏で初めてとなるバスタプロジェクトで、近鉄四日市駅の東西南の3カ所に分散するバス停を1カ所に集約する。事業箇所は四日市市浜田町1〜5で、国道1号から近鉄四日市駅付近までの面積約0・7f。現在想定しているのは、交差点横断歩道の廃止とペデストリアンデッキの整備、情報提供施設、チケット販売所、トイレ・パウダーコーナー、にぎわい施設、並木空間など。
 業務では近鉄四日市駅周辺の交通結節機能の強化や公共交通などの利便性向上を図るため、運営計画検討、事業スキーム検討、市場調査、整備手法の検討、公募要件検討などの可能性調査を行う。
 また、近鉄四日市駅周辺では、四日市市が中央通りやJR四日市駅周辺なども含めた整備・検討を行っており、中心市街地の活性化、交通機能の向上を図っている。

提供:建通新聞社