県土整備部は7日、地域高規格道路北条湯原道路に関連した大型工事2件の公募条件を決めた。石塚高架橋PC上部工と北条JCT(ジャンクション)の下部工1基を整備するもので、いずれもきょう8日に調達公告して月末に開札する。
国道313号倉吉関金道路の一部を構成する石塚高架橋(倉吉市石塚)は今年度、全長272bの上部工を2分割して着工する。今回は高架橋北側の「P5―A2」の設計図書をまとめた。タイプは「PC4径間連続中空床版橋」。橋長120・5b、幅員12・89b。工事費は6億円弱とみられる。工期436日間。
公募にあたっては県外と県内のPC2社JVを条件とし、落札決定には技術提案評価型総合評価を採用する。
一方、北条倉吉道路を延伸して山陰道北条道路と接続する北条JCTでは、国道313号本線橋部(北栄町弓原)の下部工1基の建設に取り掛かる。P2は場所打ち杭12本、T型橋脚740立方b。工事費は2億円規模で工期は年度末。
県内土木一般A級2社JVを施工形態とし、簡易評価型総合評価として公告する。
同部は両工事を今30日に開札。うち石塚高架橋は技術審査に入り、7月内に落札決定して仮契約を結び、9月県議会で請負承認を得て着工する。
日刊建設工業新聞