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日本工業経済新聞社(群馬)
2021/06/04

【群馬】沼田土木の2021年度主要事業


県沼田土木事務所は2021年度事業概要を明らかにした。国道120号菅沼工区の落石対策や、井戸上沢の土石流対策など地域の防災・減災事業を推進。赤谷3地区のがけ崩れ対策は初段工として、もたれ式擁壁工事を発注する計画となっている。道路関連では国道120号追貝工区の拡幅工事で2件の工事を計画。このほか主要地方道昭和インター線川額工区の歩道整備などに取り組む。県道富士山横塚線は線形改良に向けて用地買収をスタートする。
片品村菅沼の国道120号菅沼工区は落石対策事業に取り組んでいる。21年度は法面切り土工、現場打ち法枠工、鉄筋挿入工の一式を発注する。9月ごろに条件付き一般競争入札を行う見通しとなっている。工期は11カ月を見込んでいる。13年度にスタートした同事業は22年度の完了を目指している。
みなかみ町上牧で土石流対策を進めている井戸上沢は、年度内の完了に向けて鋼製スリットや取り付け護岸工事を計画している。10月にも指名通知を行う。土石流対策ではこのほかに、蕗原沢や奈女沢の初段工事に取り組む。
みなかみ町相俣の赤谷3地区は21年度に着工を予定している。赤谷公民館などを保全対象とし、全体で71mのもたれ式擁壁を設置する。12月の指名競争入札を想定しており、施工延長などを検討している。24年度の事業完了を目指す。
沼田市利根町追貝の国道120号追貝工区は現道拡幅工事を継続している。21年度は7月ごろに2件の条件付き一般競争入札を公告する。工事区間2カ所において路側擁壁の基礎部分を対象に地盤補強工事を行う。事業完了は23年度を予定している。
昭和村川額で実施する昭和インター線川額工区は歩道整備に向けて用地買収を推進。10月には歩道整備100mと門型カルバート工1基の整備を発注する。一括して条件付き一般競争入札とする見通し。
沼田市横塚町で拡幅を計画する県道富士山横塚線横塚工区は用地買収に着手する。関越自動車道沼田IC周辺で約300mを対象とする事業となっている。29年度までの完了を目標に事業を推進する。
河川関連では、四釜川で堆積土除去に取り組む。9月に条件付き一般競争入札を予定、除却量は約3000立方mを見込んでいる。
このほか、国道120号に架かる上原跨道橋の耐震補強に着手する。関越道を跨ぐ橋で、桁部の補強工事を進める。3カ年程度で完了する見通し。