建通新聞社(神奈川)
2021/06/04
【神奈川】鎌倉市 深沢地域整備 都市計画決定・変更
鎌倉市は、深沢地域整備事業について、2021年度内に都市計画決定・変更を行う考えだ。順調ならば、7〜8月に都市計画原案の閲覧・公述意見の受け付けを行い、8月に公聴会を開催、12月に都市計画案の縦覧・意見書を受け付ける。22年1〜2月に都市計画審議会へ付議し、3月に都市計画決定・変更を告示する。
案件は、@土地区画整理事業の決定(市決定、約31・1f)A地区計画の決定(市決定、約31・1f)B3・4・5号深沢村岡線の決定(市決定、道路橋)C3・5・7号腰越大船線の変更(県決定)D鎌倉青果地方卸売市場の変更(市決定)。
事業は、市の重点事業に位置付けられており、土地区画整理事業により進めていく。
18年12月の神奈川県、藤沢市、鎌倉市の3者による基本合意では、まちづくりは鎌倉市深沢地区、藤沢市村岡地区を一体施行で取り組み、その費用は両市が応分で負担することとなった。新駅については、JR東日本に新駅設置とその整備費の負担を要望し、3県市で新駅の整備費、設計費などの費用負担割合を定める。その他、一体施行の土地区画整理事業とシンボル道路などの都市計画決定は21年度を目指すとした。
今年2月の3者とJRによる覚書では、藤沢市宮前付近(JR東海道本線大船駅・藤沢駅間)に(仮称)村岡新駅を設置。費用負担の割合は神奈川県30%、藤沢市27・5%、鎌倉市27・5%、JR東日本15%とした。
また、3月には神奈川県、藤沢市、鎌倉市、UR都市機構で「村岡・深沢地区のまちづくりに関する基本協定」、藤沢市、鎌倉市、UR都市機構で「村岡・深沢地区土地区画整理事業の施行に関する基本協定」を締結した。
4月末には、全3回の説明会を開催、事業の概要や土地区画整理事業の仕組み、都市計画決定などについて説明した。6〜7月にも追加して開催する予定だ。提供:建通新聞社