多治見市は、小泉保育園と北野保育園の統合計画を明らかにした。建設地は現小泉保育園周辺を第1候補地とし、定員は150人程度を想定している。今後のスケジュールは未定だ。
現小泉保育園と北野保育園は園舎の老朽化が進んでいる。少子化の影響も考慮して統合を進める。
建設候補地は現小泉保育園周辺を第1候補地としている。これは北野保育園周辺は水害・土砂災害危険区域である上に現敷地が借地のためで、現小泉保育園を増築または建て替える形での統合園建設を検討している。現小泉保育園敷地だけでは面積が足りないこともあり、別の土地に建設される可能性もある。
統合園の規模は建物が1520平方b以上、屋外遊戯室が1200平方b以上、駐車場が1150平方b以上、その他(通路や植栽など)が600平方b以上、合計4470平方b以上を想定している。また現小泉保育園の規模は、鉄筋コンクリート造平屋一部2階建て延べ約800平方b、敷地面積が約1700平方b。1983年に建設された。
今回の2保育園は第7次総合計画(後期計画)で統合を検討されている。地域から保育園が必要とされていることから、乳幼児や園児の減少に合わせて施設の統廃合や縮小を進めると待機児童の増加につながる恐れがある。そのため、パブリックコメントで意見を募るなどして事業は慎重に進める。
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建通新聞社