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建通新聞社(静岡)
2021/06/04

【静岡】静岡県静岡市 環境保健研究所基本実施設計を内藤

 静岡市は28日、環境保健研究所の移転改築計画に伴い、基本実施設計を内藤建築事務所(京都市左京区)と正式に委託契約した。
 事業は、築後55年を経た現研究所が老朽化、さらに手狭となっていることから、駿河区の曲金気象台東側隣地に確保した市有地に移転改築する。市は基本実施設計の発注に当たり、特殊施設であることから県外からの参加も受け付けた。10社が応札し、5157万6000円(税別)で内藤建築事務所と契約に至った。
 予定では、2022年度に埋蔵文化財調査も実施、順調なら23〜24年度に建設し、25年度当初から供用開始する。
 新施設の規模は、鉄骨造2階建て延べ2000平方bで免震構造とする。現在の理化学関係試験室、臨床細菌関係検査室、保管室などに加え、情報発信を強化できる施設を計画している。有害溶液などの中和施設も完備、コロナなどのウイルス、中毒にも対応できる施設づくりを目指していく考えだ。
 現施設は、鉄筋コンクリート造2階建て延べ1066平方b。1964年に南保健所として建設。その後85年に現研究所の前身である衛生保健所の拠点となったもので、新施設完成後の2025年度にも解体する。
 跡地は敷地面積1944平方bで、静岡市立小黒こども園と八幡こども園が統合した施設を移転新築することが決まっている。

提供:建通新聞社
(2021/6/4)

建通新聞社 静岡支社