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　北陸地方整備局金沢河川国道事務所による国道１５９号の金沢東部環状道路９・４キロの４車線化事業は２１年度、施工中の月浦トンネル２期を中心とした金沢市月浦町〜金沢市神谷内町１・８キロの工事を加速するほか、未着工の同市梅田町〜月浦町２・１キロの設計を促進する。
　それによると、２１年度は、月浦トンネル工事を継続するほか、第４四半期に「Ｒ３・４金沢東環神谷内地区舗装工事」を一般競争入札方式で発注する。アスファルト舗装工、コンクリート舗装工、排水構造物工を施工する内容で、発注規模が１億２０００万円以上２億円未満。工期は約１２カ月となっており、２３年内の同区間の完成を目指す。
　未着工区間の梅田町〜月浦町では現在、主要構造物である金沢東環森本トンネル（２期）（Ｌ＝６７８メートル）の詳細設計を大日本コンサルタントで進めている。履行期間は２２年２月２８日まで。
　昨年秋の北陸地方整備局事業評価監視委員会によると、金沢東部環状道路の２０年度以降の残事業費は１０５億２２００万円（うち工事費９１億３７００万円）で、内訳が改良費４億１８００万円、橋梁費１１億６８００万円、トンネル費７１億１０００万円、舗装費１億９７００万円、付帯施設費２億４４００万円など。