県県土整備部都市整備局下水道課は、流域下水道における防災・安全交付金のための社会資本総合整備計画として「千葉県における流域下水道の地震対策と浸水対策(防災・安全)(重点計画)」と「千葉県における流域下水道の地震対策と老朽化対策(防災安全)」をまとめた。計画期間はいずれも2021〜25年度の5か年。「地震対策と浸水対策」では、ポンプ場や水処理施設等の耐震化などを実施。総事業費は64億6200万円を見込む。「地震対策と老朽化対策」では、管渠更生などを実施。総事業費は190億6100万円を見込む。
両計画は、流域下水道における施設について、地震対策や浸水対策、老朽化対策を進めることにより、県民の安心・安全な暮らしを守ることを目標とし、▽総合地震対策計画による幹線管渠、ポンプ場および終末処理場の地震対策実施率を31%(21年度)から100%(25年度)へ増加▽耐水化計画によるポンプ場および終末処理場の耐水化実施率を0%(21年度)から100%(25年度)に増加▽ストックマネジメント計画による更新、長寿命化対策率を18%(21年度)から100%(25年度)に増加――などを目指す。
計画による基幹事業の内容は次の通り。(▽事業名=@事業内容A実施期間B全体事業費)
【千葉県における流域下水道の地震対策と浸水対策(防災・安全)(重点計画)】
▽印旛沼流域下水道(人孔)=@人孔の耐震補強等A21〜25年度B6億7300万円▽印旛沼流域下水道(ポンプ場)=@ポンプ場の耐震化A24〜25年度B5000万円▽花見川終末処理場=@水処理施設等の耐震化A21〜25年度B6億500万円▽花見川第二終末処理場=@水処理施設等の耐震化A21〜25年度B7億円▽印旛沼流域下水道=@花見川終末処理場・鹿島ポンプ場等の耐水化A21〜25年度B5億500万円▽印旛沼流域下水道(管渠、ポンプ場、処理場)=@計画策定A23年度B1000万円▽手賀沼流域下水道(人孔)=@人孔の耐震補強等A21〜23年度B6000万円▽手賀沼終末処理場=@水処理施設等の耐震化A21〜25年度B13億7900万円▽手賀沼流域下水道=@手賀沼終末処理場の耐水化A21〜25年度B5億500万円▽手賀沼流域下水道(管渠、ポンプ場、処理場)=@計画策定A23年度B1000万円▽江戸川左岸流域下水道(人孔)=@人孔の耐震補強等A21〜25年度B2億8700万円▽江戸川第二終末処理場=@水処理施設等の耐震化A21〜25年度B11億6300万円▽江戸川左岸流域下水道=@江戸川第二終末処理場・市川ポンプ場等の耐水化A21〜25年度B5億500万円▽江戸川左岸流域下水道(管渠、ポンプ場、処理場)=@計画策定A23年度B1000万円
【千葉県における流域下水道の地震対策と老朽化対策(防災安全)】
▽印旛沼流域下水道=@管渠、ポンプ場、処理場の耐震化A21〜25年度B7億7300万円▽印旛沼流域下水道(管渠)=@管渠更生等A21〜25年度B1億6600万円▽印旛沼流域下水道(ポンプ場)=@沈砂池設備、ポンプ設備、電気計装設備等A21〜25年度B7億4300万円▽花見川終末処理場=@水処理施設等A21〜25年度B41億2800万円▽花見川第二終末処理場=@水処理施設等A21〜25年度B8億3100万円▽印旛沼流域下水道(管渠、ポンプ場、処理場)=@計画策定A24〜25年度B1億5000万円▽手賀沼流域下水道=@管渠、ポンプ場、処理場の耐震化A21〜25年度B6億1300万円▽手賀沼流域下水道(管渠)=@管渠更生等A21〜25年度B1億8300万円▽手賀沼終末処理場=@水処理施設等A21〜25年度B50億2900万円▽手賀沼流域下水道(管渠、ポンプ場、処理場)=@計画策定A24〜25年度B1億円▽江戸川左岸流域下水道=@管渠、ポンプ場、処理場の耐震化A21〜25年度B18億3700万円▽江戸川第二終末処理場=@水処理施設等A21〜25年度B44億800万円▽江戸川左岸流域下水道(管渠、ポンプ場、処理場)=@計画策定A24〜25年度B1億円