建設新聞社
2021/06/02
【東北・福島】日本総合研究所が候補/郡山市が文化施設PFI導入可能性調査
郡山市は、郡山市民文化センターと郡山市音楽・文化交流館を対象とする「文化施設の躯体・設備等調査および民間活力(PPP/PFI)導入可能性調査業務」の委託者選定へ公募型プロポーザルを進めた結果、日本総合研究所を委託候補者とした。
プロポーザルには4者が参加し、プレゼンテーション・ヒアリング審査を5月20日に実施した。委託候補者の評価点は365点、次点はパシフィックコンサルタンツで360点、次いでA者(非公表)が337点、B者(非公表)が317点だった。審査は市職員が担当した。候補者とは今後契約手続きに入る。
郡山市民文化センター(堤下町1の2)は、1984年築のSRC造地下2階地上5階建て、延べ1万9693・7平方b。郡山市音楽・文化交流館(開成1の1)は79年築でRC造2階建て、延べ1910・04平方bとなっている。
業務内容は、はじめに建築部位、電気・機械設備、舞台設備、屋外施設(駐車場)などの劣化状況を調査し、公共施設等総合管理計画で定める目標使用年数80年に設定可能か検討する。その上で、経費を含む事業スキームの検討・整理、再整備や利活用など整備方針案の作成するとともに、設計・施工、維持管理などへの民間事業者の参入意向調査(サウンディング調査)を行う。また、音楽・文化交流館については、郡山市民文化センターとの集約化や複合化も検討する。履行期限は2022年3月31日まで。
提供:建設新聞社