建設新聞社
2021/06/02
【東北・宮城】中央復建コンサルに決定/宮城県が石巻BP3期の予備設計
宮城県東部土木事務所は、国道398号石巻バイパス3期の予備設計業務を中央復建コンサルタンツに委託した。女川原子力発電所で有事の際に避難ルートとしての機能も想定した路線となる。
4月22日に一般競争入札を行い、1落の2165万円、総合評点123・79(価格点49・29+価格以外の評価点74・50)で決定。入札には同社を含む17社が参加。予定価格は2715万6000円、調査基準価格は2162万1000円だった。
業務範囲は供用済みの石巻バイパス2期大瓜工区の東端となる、石巻市立稲井小・中学校付近の石巻市真野地内から東側(女川町側)で、万石浦沿いを通る国道398号に接続する延長約6・3`b。
現状は県道234号稲井沢田線と重複しており、宮城県ライフル射撃場付近から万石浦付近までは急カーブが続く山道となっている。想定によると射撃場付近から女川町側は、現道の東側から北側にかけてショートカットする方針で、新たにトンネルの掘削が見込まれる。
設計延長の内訳は平地約2・3`b、山地4`b。車線数は1〜2車線で、道路予備設計Aを作成する。起終点部の平面交差点2カ所の予備設計を含み、履行期限は2022年1月31日。
また、同じ区間のUAV測量をまとめる測量業務はダイワ技術サービスが担当する。
提供:建設新聞社