日本工業経済新聞社(群馬)
2021/06/02
【群馬】県渋川農村整備センターは2021年度事業概要
県中部農業事務所渋川農村整備センター(茂木敏彦センター長)は2021年度の事業概要を明らかにした。県営事業における事業費は約6億4000万円。渋川市内の笠張地区区画整理は約1・5億円の事業費で区画工など4件を9月から順次発注する。赤城南第2地区は沼尾橋の補修工事を完了させるほか、道路補修工事を延長500mで行う。榛東村などで進める相馬原地区は水路補修を4カ所で計画している。
渋川市赤城町地内の笠張地区は全体で約25haの土地改良事業を進める計画。道路工5・6q、用水路工7・9q、排水路工4・4q、獣害防止柵工3・3qなどを予定している。設計は藤和航測(前橋市)が担当した。21年度は区画整理工を3工区に分けて9月ごろの指名通知を予定。1工区は2・7ha、2工区は1・6ha、3工区は2・2haで行う。また、管路工2・7ha、道路工200mを予定しており、一括して年内の発注を見込む。
赤城南第2地区は渋川市赤城町北赤城山地先を走る広域農道の補修を行う。区間は渋川市と昭和村の行政境から赤城町津久田を流れる栗ノ木川と交差する地点までで、延長は橋梁部を除いて4・9q。
21年度は赤城町長井小川田地内の沼尾橋で補修工事を行う。橋梁塗装は2197uで予定している。同橋は1978年架設のプレキャスト合成床版鈑桁で橋長52・8m、幅員7・5m。2019年度は下部工の断面修復工、橋脚コンクリート巻き立て工を実施した。舗装工は延長500m、面積約3500uで予定しており、2分割の工事発注を見込む。舗装は打ち替えを主に行う。工事発注時期は橋梁補修工、舗装工ともに9月ごろを見込んでいる。
相馬原地区は4路線の水路改修を実施する。榛東村長岡地先、堂の入沢水路は延長600m。榛東村長岡地先の大宮導水路は用水路工69m。吉岡町北下地先のあげ堰水路は用水路工91m。榛東村広馬場地先の宮室導水路工は用水路工57m。それぞれ9月ごろの発注を予定している。
また、同地区では貯水池などの施設機能診断調査業務を17カ所で計画している。
中原地区は工事が概成しているため、補完工事を2件予定。付帯工一式や獣害防止柵設置工などを2件の工事に分けて発注する。時期は9月ごろとなる。