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北陸工業新聞社
2021/06/02

【新潟】労災絶滅へ結束誓う/廣瀬が第30回安全大会

 廣瀬(新潟市西区善久823番地 廣瀬徳男代表取締役)の安全衛生協議会(会長・小山幸次常務執行役員)は5月29日、新潟市西区の黒埼市民会館で第30回安全大会を開いた。
 この日は社員や協力業者ら250人余りが参加した。冒頭、あいさつに立った小山会長は「休業4日以上の労働災害は4月末時点で833日間の無災害を継続している。しかしながら、3日以内の労働災害や交通事故、公衆事故は年複数回発生しており、今後は当社の安全の基本方針『安全を先頭に整理・整頓・清掃で快適な職場環境を目指す』を徹底し、休業4日以上の労働災害ゼロの継続と特に第三者災害、公衆事故防止に努めたい」と述べ、労災絶滅へ結束を図った。
 廣瀬社長は、建築事業部の大型工事受注に加えて、土木事業部で長年取り組んできた三条市の上須頃土地区画整理事業などにより昨年と同規模の完成工事高になるとの見通しを示し、繰越工事などを含めると「来年度は過去最高の完成工事高になるのではないか」と期待を込めた。一方、造成工事を請け負った新潟市の白根北部地区と的場流通南地区の工業用地は進出予定企業からの予約キャンセルが相当出ており、今後も厳しい状況が続くとし「試練や困難を乗り越えると会社は強くなるという思いで、これからも社員や従業員一丸となって努力を積み重ねたい」と述べた。その上で「民間の需要と建設投資は今後も厳しい状況が予測される。安全協議会の皆様方と切磋琢磨しながら、この業界を生き抜いていきたい」と一層の協力を呼びかけた。
 安全衛生優良表彰では協力会社からミツワ産資とコバヤシ鈑金工業、工事現場から「H30・31・32平成大橋耐震補強外工事」(土木事業部・秋山泰則氏)と「山五十嵐こども園新築工事」(建築事業部・澤村寛氏)、管理者から土木事業部の五十嵐健氏、建築事業部の佐藤圭介氏が選ばれ、小山会長が賞状を授与。
 続いて、一般社団法人新潟県労働衛生医学協会の渡邉千鶴氏が「『言葉の力』でメンタルヘルスアップ!〜新型コロナの最新情報もお届け〜」を演題に講演。休憩を挟んで、廣瀬の横尾利平顧問が各種の事故防止について説明し、土木事業部から小柳勝史氏が安全重点実施事項を、山崎悟氏が大会宣言を力強く読み上げた。最後に佐々木和則常務執行役員のあいさつで閉会した。

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