熊本県企業局は、球磨川流域を対象とした新たな水力発電所の建設を検討している。候補地の机上調査等を行うため、ニュージェックに業務を委託した。
新規の水力発電所については、企業局の第5期経営戦略(2020〜29年度)の中で、「すでに知見のある水力発電の新規建設に向け、開発地点の調査に着手し、開発可能性の検討を開始する」としている。
今回の調査は、新規発電所の事業化を検討するにあたって、過去に概略設計を実施した開発計画調査地点を再評価し、球磨川流域で新規候補地を机上調査するのが目的。
過去の調査や文献・資料の収集整理、流域自治体へのヒアリング調査等を実施し、候補地30カ所程度を抽出する。さらに、抽出した候補地を整理し、水力発電所計画地としての諸元や地域の諸条件を勘案し、1次選定10地点程度に絞り込む。
履行期間は12月3日までだが、8月末までに既往調査地点の再評価を実施し、次年度以降に必要となる調査等を報告するよう指示している。
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