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日刊建設工業新聞
2021/06/02

【鳥取】6月補正案は総額32.8億円に/国認証増を中心に追加/補正後予算は467億円

 県土整備部は1日、総額32億7800万円の「6月補正案」の概要をまとめ、県議会各会派に説明した。国から事業採択された21年度補助と交付金事業を受け、当初予算を積み増しするもので、今後補正案は14日開会予定の6月定例会に提出する。
 「6月補正」後、同部土木公共事業費は467億5000万円となり、実質的な当初予算がスタートする。
 昨年度は新型コロナ対策に対応した「4月臨時補正」により、同部の実質予算512億8800万円が前倒しで固まっており、前年に比べて45億3700万円(8・8%)の減となった。
 同部の説明では、21年度は「国土強靭化3カ年緊急対策」の関連予算が終了したことが要因。ただ、緊急対策を引き継いだ「国土強靭化5カ年加速化対策」の初年度分は20年度「1月臨時補正」に組み込まれており、21年度は前年度並みか、それ以上の事業量となる見込み。
 6月補正の主な事業は、地域高規格道路に13億0300万円を追加して50億4200万円とし、岩美道路や倉吉関金道路を促進。江府道路は「久連トンネル」に着工する。
 このほか道路関係は通学路安全対策や舗装補修などに5億7000万円を追加。街路事業は大工町土居叶線と上井羽合線、両三柳中央線など4億9600万円を補正する。
 砂防事業は大谷川(三朝町三徳)、杉ケ谷川(八頭町池田)をはじめ日の詰川(江府町俣野)などに4億0400万円を計上して補正後の総額を35億7100万円とし、治山事業は山根地区(智頭町)、小江尾地区(江府町)、長寿命化計画などに2億2900万円を追加し、補正後の予算を13億0700万円とした。
 また、港湾は鳥取港に6200万円、逢坂港に2200万円を補正する。
 6月補正案の概要は次の通り。
※一般公共30億6300万円
▼道路橋りょう18億7700万円(岩美道路など)▼街路4億9600万円(大工町土居叶線など)▼砂防4億0400万円(日の詰川など)▼治山2億2900万円(宮ノ下地区など)▼港湾4500万円▼漁港1000万円
※単県公共4500万円
▼河川1000万円▼砂防事業2500万円▼治山1000万円

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