トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社(静岡)
2021/06/02

【静岡】静岡県浜松土木 馬込川水門本体工を早ければ6月に

 静岡県浜松土木事務所は、馬込川河口部(浜松市南区中田島町地先)に水門の整備を計画しており、早ければ6月にも水門本体工を総合評価・週休2日指定で公告する見通し。工期は50カ月を見込んでいる。工事は議会承認案件。
 緊急時は、T.P.8bの水門(ローラーゲートタイプ・堰柱4本、3径間)と堤防で河道を全閉し、津波の侵入を防ぐ。水門幅は約90bで、水門と防潮堤をつなぐ堤防工事(右岸側延長約100b、左岸側延長約80b)は、水門本体完成後に整備する計画。
 詳細設計は、東京建設コンサルタント静岡事務所(静岡市葵区)が担当。
 同事務所では、20年3月に天竜川河口から浜名湖今切口までの約17・5`について、環境面・景観面に配慮した沿岸域防潮堤の整備を完了。水門の整備が完了すると、宅地浸水面は8割低減、宅地浸水2b以上の範囲を98%低減すると予想している。
 現在、シラスウナギの漁期が終了したことから、川の一部をせき止める仮締め切り工事に着手しており、左岸側で洪水を安全に流下させるための河道掘削を実施中=写真。今後は、仮締め切りの中を掘り下げて基礎杭を打ち、水門本体工に着手していくスケジュールだ。
 なお、水門上部の建屋、ゲートを巻き上げる機械設備などは、22年度以降に発注する見通し。

提供:建通新聞社
(2021/6/2)

建通新聞社 静岡支社