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　富山県建築士会（近江吉郎会長）は５月２９日、富山市の富山電気ビルで第７０回通常総会を開き、２１年度活動指針および事業計画などを報告した。
　総会には代議員４６人のうち、委任状を含む４５人が出席。冒頭、あいさつに立った近江会長は「コロナ禍ではあるが、こうした時こそチャンスと捉えたい。理事会でのペーパーレス化を図りながら、ウェブ会議や一部ライブの実施など、少しでもみなさんに情報が届けられるような体制にしていきたい」との考えを示した。議事では２０年度事業報告と決算の承認、森田直樹専務理事の退任に伴う浦雄嗣氏の補選を可決。２１年度活動指針および事業計画、正味財産増減予算書が報告された。
　２１年度活動指針の重点事項として（１）７月１日「建築士の日」に合わせ、建築３会連携し「防災フォーラム」を実施し、建築士の役割を知っていただく機会を作る（２）デジタル化による変革の時代に遅れを取らないよう、研修を積み会員の資質向上を図る（３）各支部の身近でもある「街づくり」を支援する（４）建築三会連携により、行政との防災協定を実効性ある組織に強化する−を盛り込んだ。