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建設新聞社
2021/05/31

【東北・福島】石本建築事務所が落札/白河市の複合施設基本設計

 福島県白河市は、市役所庁舎隣接地に保健、生涯学習、民間機能などを併せ持つ複合施設の新築を計画し、基本設計の委託者選定へ27日に指名競争入札を行い、3800万円で石本建築事務所が落札した。
 応札は、同事務所のほか日本設計、久米設計、山下設計、佐藤総合計画、梓設計。予定価格は6219万円だった。
 計画地は、市庁舎の東側で市民会館の解体跡地に当たる白河市手代町22の1地内の5137・23平方b。ここに延べ5000平方bを想定した複合施設を整備し、本庁舎との連絡通路を設置するほか、立体駐車場の新設も計画している。
 本業務は、これらに係る基本設計一式で、履行期限は2022年5月26日まで。以降は、22年度から実施設計、23年度後半の着工、25年度の完成を目標としている。
 構造、階数などは現段階では未定だが、3月に公表した基本計画では、階数を3階とし、連絡通路は本庁舎の1階部分と複合施設の2階部分をつなぐイメージ案を示している。
 さらに、主な導入機能別想定床面積を保健センター900平方b、子育て支援センター・ファミリーサポートセンター400平方b、防災センター300平方b、生涯学習センター1000平方b、民間機能1100平方b、共用部1000平方b(全体の25l)とした。
 概算事業費については、本体工事約25億〜35億円、複合施設連絡通路約8000万円、本庁舎連絡通路接続部改修約6000万円、本庁舎側立体駐車場約5億円、土木工事約3億7000万円を試算している。
 一方、施設内に導入する民間機能は、官民連携事業としてフリースペースや交流ラウンジ・ロビーなどを想定。これらは、民間事業者からの提案を反映し具体化を図る考えで、サウンディング調査への参加者を6月25日まで受け付けている。

 提供:建設新聞社