農林水産省中国四国農政局は、児島湾締切堤防整備工事の潮止工区その3の一般競争入札を6月、潮止工区その2、福島工区その1を7月にそれぞれ公告する。
概要は、潮止工区その3が区間延長80b、堤防上にある管理用道路の両側へ長さ24・5bの矢板を二重打設する。2020年度に矢板を打設した2カ所の中間へ打設する。潮止工区その2は延長50b、矢板の長さは同じで、こちらは20年度に打設した箇所より福島側へ打設する。福島工区その1は同様に区間延長80bで精査中、矢板長は23b。施工場所は湖側漁港の反対側。これら3件の工事規模は総額で8億円程度を見込んでいる。施工場所は岡山市南区築港栄町。
同事業では、締め切り堤防を耐震化するため全体1・56`のうち樋門・閘門を含む1・35`を改修していく。20年度に初弾工事の矢板工延長40bを発注したばかりで、今後事業を本格化していく。締め切り堤防は岡山側の福島と玉野市側の郡を結んでおり、始点側の福島から御幸樋門跡までを福島工区、御幸樋門跡から現排水樋門までを潮止工区、現排水樋門から旧弁天樋門を経て郡の終点までを郡工区として並行して進めていく。総事業費は260億円。
「提供:建通新聞社」