協同組合福井県建築設計監理協会の21年度通常総会は27日開かれ、任期満了に伴う役員改選において、佐々木基之理事長を選挙で2期目再任し、20年度の事業報告・収支決算および21年度の事業計画・収支予算案も、原案通り、了承している。
佐々木理事長(69)は、官公需適格組合の特性を生かし、会員26人全員で受注拡大を目指す意欲を示した。また、副理事長に櫻川幸夫氏、専務理事には瀬戸川信之氏を指名し、再任決定。会場は、福井市開発4丁目の県自治会館で。
20年度は、随契で福井市自然史博物館の定期点検業務(設備・防火設備)、山崎金属本社の工事監理業務、敦賀市の柴田氏庭園修復に伴う建築物復元設計監理。民間では、酒井電機社屋新築、県電気工事工業組合会館増築工事。入札では、福井市立図書館リニューアル工事、県立大学水産増殖学科堅海キャンパス学科棟・飼育実験棟など。
21年度は、協会でないと出来ない大型プロジェクトに指名されるよう営業展開。一方で、地球環境問題にも大きく関わり、建物の長寿命化や、自然環境との調和を図る。機能や性能を向上し、建物を再生させる設計も求められてきた。安全で機能性に優れ、健康的で美しい建築を作り、福井の地域文化の向上と、持続可能な社会の実現に向けて取り組む方針。
役員の方々(敬称略)
■理事長
佐々木基之 佐々木一級建築士事務所
■副理事長
櫻川幸夫 アーサ
■専務理事
瀬戸川信之 アーキズム建築設計事務所
■理事
木下賀之 木下設計
仙坊幸治 センボー建築事務所
走坂俊和 走坂建築設計事務所
松山憲雄 環境システム設計
■監事
上田順也 上田順也建築設計事務所
五十嵐清人 五十嵐建築設計事務所