トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社
2021/05/31

【大阪】吹田市 本庁舎施設改修設計を6月公告

 吹田市は、老朽化が進む本庁舎施設の改修を行う計画で、2021年度に改修設計に着手する。「市役所本庁舎改修工事設計業務」の一般競争入札を6月に公告する見込みだ。劣化具合などの調査を含めた業務で、現段階で履行期間を22年度後半としている。23年度の着工を予定し、工期は設計の中で検討する。
 対象は、1963年建築の低層棟・鉄筋コンクリート造地下1階地上3階建て延べ6956平方b、72年建築の高層棟・鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上9階建て延べ8122平方bと渡り廊下・鉄骨造59平方b、88年建築の中層棟・鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上5階建て延べ8843平方b。
 2019年度に市役所本庁舎改修基本計画を策定し、庁舎のバリアフリー化やトイレ、エレベーターの増設などを決めた。基本計画のうち、コロナ禍による人員配置や予算を考慮し、庁舎床のタイルカーペット化を取りやめ、外装の全面改修は劣化部の部分改修に変更した。ポンプ施設や空調のファンコイルの取り換えなどは、今後個別に対応することにした。既存のつり天井などの撤去は計画通り実施する。
 市は、庁舎施設を改修して20年間程度使用し、将来的に建て替える方針を18年度に示している。
 所在地は吹田市泉町1ノ3ノ40。敷地面積は1万6742平方b。
 基本計画策定業務は汎設計(大阪市中央区)が担当。

提供:建通新聞社