米原市は、待機児童が発生している入江地先の米原小学校において整備を急いでいる「米原第2児童クラブ」の増設について、学校周辺の急速な市街化状況から将来的にさらなる次の増築にも対応できるよう建物配置計画を変更し、変更に伴う1000万円の工事費増額の補正予算案を近く6月議会に上程する。これにより21年度(令和3年度)当初予算に措置した約1億4000万円と合わせ最新の事業費は約1億5000万円で、7〜9月にも建築本体・電気設備・機械設備の3本、もしくは外構も分離した4本で発注を行いたい考えだ。
米原小学校(入江307)の敷地内で「米原第2児童クラブ」専用棟として増築を行う校舎は、S造2階建、延約400平方b規模で、定員約120名を増員する。設計は20年度(令和2年度)に環境空間設計(長浜市)が担当し、今回の配置計画の変更に伴う設計変更と追加業務も同社に随意契約で委託し進めている。
米原小学校は周辺の市街化や宅地開発などで児童数と共に放課後児童クラブの利用者数が伸びており、既存の「第1児童クラブ」として近くの旧米原幼稚園(入江296)を改修した施設(定員120名)と先に小学校敷地内で増築した施設(定員50名)を合わせた定員170名の児童クラブを持っているが、21年度(令和3年度)は待機児童が発生している状況で、22年(令和4年)4月1日から「米原第2児童クラブ」として開設できるよう施設の増築工事は22年(令和4年)2月中にも完了させ、さらに、将来的な次の増築も見据えている。
提供:滋賀産業新聞