県は2021年度から米子市彦名町の県営住宅上粟島団地の建て替え事業に取り組む。民間ノウハウを活用するPFIによる事業を検討しており、21年度は基本計画を策定する。
計画では、老朽化が進んだ上粟島団地4棟48戸と富益団地22棟88戸(同市大崎)を集約化して、新上粟島団地として2棟60戸に改築する。
今年度は住戸規模や配置計画などの基本計画を策定するとともに、PFI手法の検討や費用縮減効果を検証。団地集約化に伴う余剰地の活用を含め、民間ノウハウを導入できないか、実現可能性調査を進める。
事業期間は29年度まで。建築設計と工事は25年度からを予定しており、今のところ概算事業費は11億6000万円を見込んでいる。
関連して県資産活用推進課は26日、同団地の基本計画とPFI導入可能性調査業務を制限付き一般競争入札として公告した。7月9日に開札する。
日刊建設工業新聞