建設新聞社
2021/05/28
【東北・宮城】PFI視野に白石中央SIC周辺を整備/白石市が基本計画案を公表
白石市は27日、白石中央スマートIC(仮称)の周辺に、道の駅やパークゴルフ場、工業団地などを整備する基本計画案を公表した。同日に開かれた「白石中央スマートIC周辺整備活性化検討委員会」(斎藤主悦委員長)から、整備に関する基本計画案の答申を受けたもの。
白石中央スマートICは市中心部の南側に位置する同市大平中目地内で、東北自動車道と国道4号が交差する地点に計画する。周辺施設を含む事業区域面積は約45fで、現在は主に水田として利用されている。
ここに、白石中央工業団地(仮称)約26fで8区画、パークゴルフ場約10f、道の駅約3・3fを設置するほか、スマートICに接続する市道3路線を整備する。概算事業費は101億円を見込む。これらIC周辺施設の整備コンセプトには▽地域全体で賑わいを創出し、しろいしの未来をデザインする「新たな交流拠点」を目指して―を掲げた。
整備スケジュールを見ると、スマートICは本体および料金所をNEXCO東日本、料金所までの接続道路を市がそれぞれ整備し、2023年度の着工、25年度内の供用開始を目指す。
周辺施設に関してはPFI可能性調査を実施する前提で、パブリックコメントを経て本年度内に調査委託を進める。22年度以降に建築・土木とも基本・実施設計をまとめ、工事は24年度に着手、スマートICの供用開始に合わせて完成させたい考えだ。
27日の基本計画案答申手交式で、答申書を受け取った山田裕一白石市長は「スマートICの周辺を最大限に活用して、いかに白石市を発展させるかが重要だ」と抱負を語った。
提供:建設新聞社