習志野市は、第一中学校長寿命化改修工事を2023年度から25年度までの3か年で計画している。必要に応じ、工種による分離発注を検討。学校運営を継続しながらの施工とし、早ければ年度内に賃貸借契約を締結する一時校舎も活用の上、長期休暇期間などを中心に進捗を図る方針。25日には、設計業務委託の事後審査型一般競争入札を公告した。31日までの入札参加申請期間、6月3〜9日の入札書提出期間などを経て、同月10日の開札。予定価格4010万6000円、最低制限価格3208万4800円。委託期間は契約日の翌日から23年3月31日まで。
第一中学校は、奏の杜1―13―1の敷地面積約3・1haに所在。
建物は▽校舎@―1=RC造4階建て、延べ床面積1500u▽校舎@―2=RC造4階建て、延べ床面積259u▽校舎A=RC造平屋、床面積176u▽校舎B=RC造5階建て、延べ床面積2705u▽校舎C=RC造3階建て、延べ床面積1058u▽校舎D(体育館)=S造2階建て、延べ床面積1634u▽校舎E=RC造2階建て、延べ床面積339u――など。校舎Eが08年、そのほかは1972年の建築。
長寿命化改修は、学校施設の老朽化への対応、教育環境の向上、省エネルギー化、バリアフリー化が目的。内装、外装、各種設備を整備対象とし、設計段階で具体化する。
設計においては、公共建築物再生計画と第2次学校施設再生計画に留意する。
一時校舎は、今後の生徒数増加を見込んで学校敷地内の空きスペースに設置する。3階建て、18教室分(1教室35人)を想定し、今回の設計を経て仕様を固める。建物の賃借料に関しては当初予算に、12年を期間とする限度額9億8200万円の債務負担行為を設定した。
設計業務委託の入札参加資格は、県内に本店または入札・契約締結等に関する権限を委任された営業所等を置き、市の入札参加資格者名簿の登録区分「測量・コンサルタント」のうち希望業務「建築関係建設コンサルタント業務(建築一般)」で登録されている一級建築士事務所であることなど。さらに、11年度以降に完成し引き渡しの済んだ、国または地方公共団体が発注したRC造もしくはS造、延べ床面積5000u以上の小中学校建築物大規模改修工事に係る設計業務委託について、元請けとして履行した実績が必要。
また、管理技術者と担当主任技術者に対して、必要な資格の保有などを求めている。