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　郡上市は、特別養護老人ホームの郡上偕楽園（かいらくえん）について、「移転・整備基本計画策定業務」をテイコク（岐阜市）に委託し、12月末までの履行期間で基本構想・基本計画をまとめる。２０２２年３月議会で基本計画に沿った移転先候補地などを報告する考えだ。
　既存の郡上偕楽園は、本館建設から40年以上が経過し、老朽化が進んでいることに加え、浸水想定区域に含まれていることから安全な場所への移転を進める。
　22年度に基本設計、23年度に実施設計、24〜25年度に建設し、26年度からの供用開始を目指している。
　建設地は、大和地域の小学校４校を大和北小学校に統合し、24年度からの開校を目指す大和地域統合小学校整備事業によって使用しなくなる三つの小学校施設（大和第１北小、大和南小、大和西小）の跡地を活用する案が最有力となっている。学校施設を活用して移転する場合の費用として16億８８００万円を見込んでいる。
　現状の入所規模は特別養護が80人、ショートステイが20人、養護老人ホームが50人となっている。
　既存施設の規模は、１９８０年建設の本館が鉄筋コンクリート造平屋一部２階建て延べ３４５７平方�b。95年建設の新館が鉄筋コンクリート造平屋一部２階建て延べ１２３２平方�bとなっている。既存施設の後利用については今後検討を進める。

提供：建通新聞社