全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

　県土木交通部都市計画課は、大津市にある県営公園の「春日山公園」について、整備及び改築工事に取り掛かる。整備工事については、急傾斜地崩壊対策工事として、法面対策工に着手。改築工事は、園路整備・公園施設整備工事と、トイレ改修工事を行う。
　整備工事は、法面処理で簡易型一般競争入札（総合評価方式）を予定。改築工事は2案件に分かれて、造園工事で園路整備工・公園施設整備工で1案件、給排水冷暖房工事でトイレ改修工事1案件。どちらも事後審査型一般競争入札で発注する。
　計3案件ともに、早ければ7月にも工事発注を予定し、そのほかに同公園改築工事として先駆けて、植杢（高島市）の施工で、近く造園工事で柵工、側溝工にも着手する。
　工事期間は、いずれも21年度内の完了を目指している。
　設計は、同公園整備設計は、オリエンタルコンサルタンツ（東京都渋谷区）、同公園改築設計は、修成建設コンサルタント（大阪市北区）が担当。
　また、同公園改築工事として、公園施設撤去などにも着手しており、20年度末で完了している。
　同課では、県営都市公園マネジメントの基本方針策定に取り掛かっており、同基本方針の位置付けとして、多様な主体と共に育む、緑と賑わいあふれる湖国の都市公園を掲げ、公園ごとにマネジメント方針を検討。▽湖岸緑地▽春日山公園▽尾花川公園▽びわこ文化公園▽びわこ地球市民の森▽奥びわスポーツの森―の公園活性化や賑わい創出等の推進方策を取りまとめ、具合の取り組みを進めている。施策例として、公募設置管理制度（Ｐａｒｋ―ＰＦＩ）の活用や、都市公園の整備や利活用のための社会実験、長寿命化計画に基づいた再整備・維持補修など挙がっている。また、県内にある公園施設の長寿命化についても、期間を今年度から概ね10年間とし、公園施設の長寿命化対策にも取り掛かる。今後進展する遊具等の公園施設の老巧化に対する安全対策の強化および修繕・更新費用の平準化を図る観点から、適切な維持補修等の予防安全的管理の下で、既存ストックの長寿命化対策及び計画的な修繕・改築・更新を行うため、公園施設長寿命化を策定していく。

提供：滋賀産業新聞