飛騨市は、地元住民からの要望を受け飛騨市森林公園内(古川町信包733ノ1)に体育館を建設する。2021年度は体育館の基本・実施設計と建設予定地の既存施設解体についてそれぞれ7月に契約する。22年度以降に本体工事に着手し、23年度の供用開始を目指している。
体育館整備に関しては、夏季の炎天下を避け、冬季に安全に運動するため建設を求める声が上がっていた。また、地元のシニアクラブから、「グラウンドゴルフの公式大会が開ける広さ」を確保してほしいという要望も上がっているため、面積は最低でも縦40b、横60bが必要になるという。18年度に設立した整備検討委員会でこういった意見を集約しており、設計に反映させる。
設計の中では、整備方針や施設の規模と構造、管理室や更衣室、トイレ、駐車場の在り方、雪の処理方法、事業費の算出などを行う。21年度内に設計をまとめる。当初予算に委託費4277万円を計上している。
公園内にある解体予定の既存施設は、管理棟=写真=(鉄骨造2階建て延べ457平方b)と宿泊棟(木造2階建て延べ574平方b)、テニスコート。解体設計は同市基盤整備部が担当。21年度内に解体する。当初予算に工事費5352万円を計上している。
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建通新聞社