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　山形市立病院済生館（平川秀紀病院事業管理者）は、市立病院「済生館」の建て替えに係る基本構想策定支援業務の委託者選定に向け公募型プロポーザルを実施した結果、25日付でシステム環境研究所（東京都中央区）を優先交渉権者に特定した。
　評価点数は１５１・75点（２００点満点）。次点は病院システム（東京都豊島区）で、24日にプレゼンテーション・ヒアリング審査を行い特定に至ったもの。
　山形市七日町１の３の26地内にある市立病院「済生館」は、ＳＲＣ造地下２階地上11階建て、延べ４万３５２７・７平方�b、31診療科、病床数５２８床の規模を有し、１９９２年度に完成した。
　竣工から約30年の経過で施設の老朽化が著しいほか、狭あい化が進んでいることから建て替えを立案。新施設の規模や建設地、整備スケジュールなどの具体的な整備概要は未定としているが、建設場所は中心市街地エリアを想定している。
　本業務では、地域の基幹病院として質の高い、安全・安心な医療を提供するための拠点となる新たな山形市立病院済生館の整備について、機能や規模など、新病院の整備に必要となる基本構想の策定を支援する。
　具体的には▽診療圏の将来人口推計などといった基礎的調査▽医療機能や病床数、施設規模など新病院が目指す基本方針等の策定▽整備スケジュール等▽全５回を予定している検討委員会の開催支援―などを行う。履行期限は２０２２年３月31日まで。
　今後、本年度内に基本構想を策定し、早期具体化を目指す。

　提供：建設新聞社