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建通新聞社(静岡)
2021/05/26

【静岡】静岡県静岡市 新最終処分場実施設計費6月補正で

 静岡市は、葵区北沼上への新最終処分場建設計画で、実施設計費を6月補正に予算要求する方向だ。予算が確保できれば早期の発注を目指す。また、7月以降早期に土地調査、物件調査の2業務を発注、この他、アセスメント調査も外注、処分場整備後の影響評価も行う。
 新最終処分場は、現在の沼上最終処分場(葵区北沼上387ノ1)に近接した一帯の山林地区約3万5000平方bに建設する予定でおり、約20万立方bの受け入れ規模を想定している。
 2020年度は、八千代エンジニヤリング(東京都中央区)で基本設計を完了しているものの、市では懸案となっている排水処理施設についての方向性を明らかにしていない。隣接する現沼上最終処分場の既存施設(放流先は巴川)を供用する案もあるものの、水質の安定性や施設の耐久性などの課題は多く、新設の可能性が高そうだ。
 市では早急に施設内容を固め、地権者の理解を得るとともに、早期の実施設計着手を目指す。21年度から用地の買収交渉を進め、買収完了を待って工事用道路などから着手。約3カ年を掛けて工事を行う。

提供:建通新聞社
(2021/5/26)

建通新聞社 静岡支社