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建通新聞社(中部)
2021/05/25

【岐阜】新庁舎必要性を協議 白川村の国土強靱化地域計画

 白川村は、国土強靱(きょうじん)化地域計画を策定し、公表した。新庁舎建設の検討や避難所の整備、上下水道施設などの補修を進める。対象年度は2021年度から25年度までの5年間。
 同村の面積の95・7%は山林で、日本有数の豪雪地帯。集落は河川沿いに点在している。また、活断層や火山がある。
 村役場庁舎は、完成から50年以上が経過。12年に耐震補強したが老朽化が進み、土砂災害警戒区域に立地しているため移転を含め、20年度に立ち上げた検討準備委員会で、必要性などを検討する。
 消防施設では、ポンプ庫の老朽化や消防団員の減少が進んでいるため古い施設の廃止を検討する。また、防火水槽は地下式に切り替えていく。萩町集落の放水システムは修繕を進めながら全面的な改修を検討する。
 避難所関連では、白川郷学園校舎と旧白川小学校の設備更新などを図り、避難所としての活用を目指す。
 公民館や学校、保育所などは耐震化と老朽化対策を進める。「平瀬民舞伝承施設」「萩町文化伝承施設」などは地域へ無償譲渡を行う。
 白川団地と木谷村営住宅は改修を実施する。
 この他、村道と橋梁、トンネル、上下水道などは定期的に点検し、補修を進めていくとした。

提供:建通新聞社