国土交通省北勢国道事務所は、2021年度事業概要をまとめた。事業費の総額は131億6500万円で、前年度比39%増となった。内訳は、国道1号桑名東部拡幅が23億5700万円(同90%増)、国道1号北勢バイパス(BP)が33億8000万円(同4%増)、国道1号関BPが1000万円(前年同額)、国道25号名阪国道が10億6200万円(同6%増)、国道475号東海環状自動車道が63億5600万円(同61%増)。
国道1号桑名東部拡幅(桑名市長島町又木〜北浜町)では、老朽化した伊勢大橋の架け替えに向けて、地質調査、環境調査、水文調査、道路設計、改良工事、橋梁下部工事を実施する。
国道1号北勢BP(川越町南福崎〜四日市市采女町)は、市道日永八郷線〜国道477号BPの24年度開通を目指し、環境調査、水文調査、埋蔵文化財調査、移転補償、改良工事、橋梁上部工事、トンネル工事を行う。国道477号BP〜国道1号では測量、道路予備設計、橋梁予備設計を推進する。
国道1号関BP(亀山市太岡寺町〜関町鷲山)では、亀山市小野町〜関町鷲山の調査設計を行う。国道25号名阪国道(亀山市太岡寺町〜奈良市針町)では、久我インターチェンジ(IC)、板屋IC、伊賀IC、上野ICの改良工事、五月橋IC〜針ICの改良工事などを継続する。
国道475号東海環状自動車道(いなべ市北勢町〜四日市市北山町)は、北勢IC(仮称)〜大安ICの移転補償、改良工事、橋梁上部・下部工事を進めるとともに、中日本高速道路から橋梁下部工事を受託し、同社に橋梁上部工事を委託する。
いなべ市北勢町〜北勢IC(仮称)では地質調査、環境調査、水文調査、埋蔵文化財調査、用地買収、改良工事、橋梁下部工事などを行う。
提供:
建通新聞社