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　新潟県建築士事務所協会（坂本忠志会長）は２１日、２１年度定時総会を長岡市の長岡グランドホテルで開き、さらなる技術力向上や担い手育成などを図っていく方針を確認した。
　冒頭、あいさつに立った坂本会長は、引き続き新型コロナ対策を実施するよう呼び掛けるとともに、ＳＤＧｓへの取組みの必要性にも触れ、「国連が示す１７の目標すべてを実現するのは難しいが、各団体、企業が可能な範囲で積極的に取組むことが大切だ」と述べた。
　議事では２０年度の事業報告・会計決算報告を行うとともに、２１年度の事業方針・事業計画、会計収支予算を承認。事業計画では要望活動の企画・実施や県との意見・情報交換の検討、管理研修会・定期講習・スキルアップセミナーの開催、高校生や大学生対象の建築士後継者育成事業のほか、２０年度から延期となった協会創立６０周年記念事業の実施などを盛り込み、承認された。
　第２９回建築作品・新潟県賞表彰式では、応募総数９作品の中から、最優秀賞（一般建築部門）の長建設計事務所「社会福祉法人恩賜財団済生会支部新潟県済生会　特別養護老人ホーム長和園」、優秀賞（同）の高田建築設計事務所「Ｗ×Ｗ×Ｗ」、同（住宅部門）のエヌスケッチ「はじまりの間のある暮らし」の３作品に対して賞状と記念品が贈呈された。