学校法人愛知学院(名古屋市千種区楠元町1ノ100)は、愛知学院大学盛末キャンパス北側に「臨床教育研究棟」の建設を計画している。具体的な整備スケジュールは明らかになっていないが、現地の造成などには10月上旬から着手するとしている。
新棟の規模は、鉄骨鉄筋コンクリート一部鉄骨造地下1階地上6階建て延べ8935平方b。高さは25b。建物の外観は、敷地内の広場に4〜6階部分がせり出したデザインとなっている。
各階の構成は、地下1階に電気室や空調機室などの設備関連を配置。1階にエントランスや講堂を設け、2階には図書室や講義室の他、周辺地域の住民が利用できるオープンスペースを整備する。3階にはセミナー室などを配置するとともに、新棟南側にある同大学歯学部附属病院中央棟へ渡る上空通路を設ける。4〜6階は、主に研究室や実験室とする想定だ。
建設地は名古屋市千種区月見坂町2ノ15ノ1他。敷地面積は3657平方bで、建築面積は1353平方b。容積率は、総合設計制度を活用して200%から238%に緩和する。敷地内西側の道路に面する部分に、公開空地として歩道(約400平方b)と広場(約900b)を設ける。同地は現在、有料駐車場などとなっている。
容積率の緩和については、5月20日に開催した名古屋市建築審査会で合意となった。
提供:建通新聞社