県土木施工管理技士会(井中紳二会長・会員1557人)の2021年度定時総会が20日、倉吉市内で開かれた。
倉吉シティホテルで開かれた総会には会員42人(委任状1451人)が出席。井中会長は冒頭のあいさつで「新型コロナの感染拡大で、日々の仕事に大変苦労されていると思うが、社会資本の整備は我々の使命。昨今の大規模災害時など、土木の仕事の有用性は大きく、期待されている」と述べ、会員を激励した。
議事では、難波誠氏(中部技士会長)を議長に選出し、20年度収支決算を承認。また、20年度事業報告、21年度事業計画・収支予算が報告された。
今期の事業計画は「時代を担う人材の確保・育成に努めることが重要」とし▽高校生らへの出前講座▽1・2級受験準備講習会の開催▽継続学習制度(CPDS)の推進▽他県女性技術者との交流―などの事業を実施する。
また、専務理事の中村力男氏(技士会事務局)の辞任に伴って米谷浩一氏を理事に選出。続いて理事会が開かれ、米谷氏が専務理事に選ばれた。
米谷専務理事は「一人の技術者として、みなさんと一緒になって技術者の地位向上や業務の省力化などを進めていきたい」と決意を述べた。
日刊建設工業新聞