福井県建物解体業協会(矢野智孝会長)は18日、通常総会を開催し、今後は一般社団法人として、さらに地域社会の安全と発展に寄与していくとした。
総会の会場は、坂井市丸岡町長畝、吉勝重建本館会議室で。
第28回の通常総会では、20年度の事業報告と収支決算、および任意団体の協会を解散した。一般社団法人として生まれ変わる協会に、一切の業務を移行し、財産を寄付する議案を審議、了承した。
引き続き、一般社団法人として、初の通常総会を開催。会長には矢野氏を再任。副会長には、北川賢一氏を再任した。21年度の事業計画も審議し、原案とおり了承した。
21年度は、解体工事業の普及啓発。解体工事向上の講習会、研修会。会員の入会促進。情報収集と適切な応談。官公庁と関係団体等への要望と協力。全解工連、ほか協会および関係団体、官公庁との交流、意見交換を図る方針。10月にフェニックプラザで、全解工連と県協会と共催による解体工事施工技術講習会、3月には施工技士登録更新講習を予定。
力強く抱負示す
矢野智孝会長(46)は、会長再任と、一般社団法人化の初代会長として抱負を交えて挨拶。16年度の解体業の業種独立を踏まえ「協会は法人として、一層しっかりとした活動が求められる。県内では、北陸新幹線の延伸に伴う、新しいまちづくりが進展。環境負荷に対する責任を負う業界として、適正な環境をつくっていきたい。みなさんと切磋琢磨し、一緒に成長していきたい」と力強く話した。
役員の方々(敬称略)
■会長
矢野智孝 吉勝重建
■副会長
北川賢一 北八建設
■理事
元井康治 元井建設工業
明石知孝 サカエ
谷口淳 フクイ解体
柳原丈哲 柳原興業
川崎彰 ファーストクリーン
■監事
瀬尾敬太郎 コーフク商運
■顧問
矢野勝士 吉勝重建
斉藤新緑 県議会議員
■事務局長
田中正巳 福井県解体工事業協会
【設立元年の事業内容】
建物および構造物の解体事業に関する調査、研究を行い、解体技術の向上および解体工事業の健全なる発展を図り、もって生活環境の保全、大規模災害時の復旧支援など、より地域社会の安全と福祉の向上に寄与する。