米子市は、19日開かれた市議会都市経済委員会で、米子駅北広場ウォーカブル推進事業基本計画(案)を報告した。今後、関係機関との協議や市民へのパブリックコメントを実施し、今年度内に基本計画を策定し、来年度にも実施設計に着手する。
基本計画(案)によると、「先行整備案」と「将来構想案」の2つに分けて、駅北広場を整備していく。
「先行整備案」は、@歩行者空間の整備Aロータリーの整備Bバスターミナルの整備の3つ。仮店舗(セブンイレブンなど)やその近くの植栽帯を撤去し、歩行者空間の拡大や、新たな一般車降車場を増設し、タクシー降車場との動線を分離する。また、バスターミナルの整備では、バスベイの形状改良(のこぎり型)や通行・転回・待機スペースの拡大を計画している。整備スケジュールは、先行整備案の実施設計を来年度に、工事着手は2023・24年度の2カ年を予定している。
「将来構想案」は、JR施設用地を活用したロータリーの再整備など関係機関との協議を重ね、今後計画していく。
日刊建設工業新聞