国土交通省岐阜国道事務所は、国道156号の岐阜東バイパス(BP)整備について、芥見地区区間でトンネルや道路の一部詳細設計に着手しており、このほど三島三輪線との交差部を跨ぐ橋梁「山田(仮称)本線橋」と「芥見IC(仮称)本線橋」の詳細設計を日本工営名古屋支店(名古屋市中区)に委託した。2022年1月28日の履行期間でまとめる。
トンネルや橋梁区間の工事着手時期は未定としている。
「山田(仮称)本線橋」と「芥見IC(仮称)本線橋」は土工部を挟んでつながり、橋梁区間を形成する。車線は片側2車線で幅員は車道部3・5b×2b、路肩部0・75×2b。
「山田(仮称)本線橋」の橋長は42b、「芥見IC(仮称)本線橋」の橋長は583b。
「芥見IC(仮称)本線橋」については、橋梁形式が三つに分かれるため、区間も三つに分けて設計する。今回の設計では南側から1区間目の289bと2区間目の175b区間をまとめる。
橋梁形式は、「山田(仮称)本線橋」が鋼単純少数主桁橋で逆T式橋台とラーメン式橋台となる。
「芥見IC(仮称)本線橋」は、1区間目が鋼6径間連続少数主桁橋、2区間目が鋼4径間連続少数主桁橋。橋脚は張出式橋脚が計10基となる。
3区間目の119bは、鋼4径間連続板桁橋で張出式橋脚3基と逆T式橋台を想定しており、22年度以降に詳細設計に着手する。
岐阜東BP芥見地区の整備は、今回設計を委託した橋梁部を含み、岐阜市岩田西3丁目の交差点を起点に関市山田交差点までの延長3・3`区間で、片側2車線。区間内には3カ所(6本)のトンネルも設置する。
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建通新聞社