大阪府は、万博記念公園駅前に大規模アリーナなどを整備する駅前周辺地区活性化事業で公募型プロポーザルによる提案募集を行い、三菱商事都市開発とAnschutz Entertainment Group(アンシュッツ・エンターテイメント・グループ)、関電不動産開発の共同企業体を最優秀提案者に選定した。提案事業者は2JVだった。
西日本最大級のスペックを持つアリーナを中核とし、ホテル、共同住宅などポストコロナ時代における新しいまちづくりの提案、スマートシティの実現に向けた取り組みや交通計画、段階的な開発計画(第T期〜第W期)などが評価された。アリーナを含む第T期は2023年の着工、27年秋ごろの開業を目指す。
第T期ではアリーナ棟、商業・カジュアルホテル、共同住宅3棟(267戸)、第U期ではオフィス棟2棟、フルサービスホテル棟、第V期では共同住宅2棟、オフィス棟、商業棟、第W期では共同住宅2棟とオフィス棟を整備する計画。広場を設ける他、緑化も行う。
アリーナ棟の最大収容人数は1万8000人(固定観客席1万3400席)、延べ床面積は6万9550平方b。国際スポーツ大会の開催も予定しており、5Gを活用したタッチレスを導入するなど密を避ける工夫も行う。
22年に環境アセスメントを開始、23年に着工し、27年にアリーナなどの第T期を開業する予定。第U〜W期も32年以降に順次開業し、37年までの全体開業を目指す。
対象用地は大阪モノレール万博記念公園駅南側の府有地約16・9f。
所在地は吹田市千里万博公園23ノ17他。
提供:建通新聞社