国土交通省岐阜国道事務所が計画する国道21号岐大バイパスの平面部高架化で、岐阜県と岐阜市が都市計画の変更に向けた行政手続きを進めるため、岐阜市が都市計画審議会を開いた。今後県の審議会を経て都市計画を変更する。
同バイパスの平面部は、岐阜市の茜部本郷交差点から長良川に架かる穂積大橋付近まで。慢性的な渋滞の解消と、沿道状況が1974年の都市計画決定以降、大きく変化しているため改めて構造を見直すこととなった。計画延長は約5`。幅員構成は高架部が4車線、高架下地上部が2車線などとなっている。
4月には茜部中島交差点から茜部本郷交差点間の茜部1号高架橋詳細設計を大日本コンサルタント中部支社(名古屋市西区)、茜部2号高架橋詳細設計を長大名古屋支社(名古屋市中村区)に委託し、2022年1月28日までの履行期間で進めている。また6月には立体計画検討や、六条交差点から茜部交差点間の六条1号高架橋詳細設計を委託する。
同バイパスの予備設計は宇佐、藪田、茜部の3工区に分けて作成した。宇佐地区はオリエンタルコンサルタンツ中部支社(名古屋市中村区)が担当。延長は本線部が1982b、ランプ部が635b。
薮田地区はセントラルコンサルタント中部支社(名古屋市中区)が担当。延長は本線部が545b、ランプ部が274b。
茜部地区は大日本コンサルタント中部支社(名古屋市西区)が担当。延長は本線部が748b、ランプ部が103b。
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建通新聞社