県土整備部は2021年度、国道313号倉吉関金道路のうち石塚高架橋上部工(倉吉市石塚)の建設に取り掛かる。PC9径間を2分割し、北側P5―A2は6月上旬に工事公告して7月に開札する。工事規模は6億円近く。
倉吉関金道路(延長7`)は仮称・小鴨ハーフIC―福山IC間(3`=1期区間)を先行して整備しており、福山ICに近い石塚高架橋(272b)は主要構造物の一つ。昨年度、着工した上古川高架橋(264b)の南側に建設する。
今回、発注準備を進めているのは石塚高架橋上部工のP5―A2で、橋梁タイプは「4径間連続中空床版橋」。橋長120・5b、幅員12・89b。
同部では「現在、設計内容を精査中」(道路建設課)と話しており、設計の詳細をチェックした上で5月中に知事決裁を得る。
施工形態は県外と県内PC2社JVを採用。6月上旬に「技術提案評価型総合評価」として調達公告して7月上旬に開札し、技術審査に入る。着工は9月県議会で請負同意を得て10月からで、工期は436日間。
一方、南側のA1―P5(5径間151・5b=6億円超)については11月県議会での契約を目指しており、上半期内に工事公告する。
日刊建設工業新聞