松戸市は、東部小学校屋内体育館の現地改築に伴い、2022年度に既存体育館の解体工事と新体育館の建設工事を発注する。解体工事は22年度早期に一般競争入札で発注し、23年1月までに完了させる。建設工事については工種での分離も検討し、一般競争入札で発注。このうち建築工事は議会案件となる見込みで、22年度末の本契約締結、24年度の供用開始を目指す。工事費に関しては、前例から解体7000万円前後、建設2億8000万円前後を想定している。
高塚新田382―1に位置する既存体育館は、S造2階建て、建築面積666・9u、延べ床面積634u。
老朽化が進行しているほか、20年度に鈴木建築設計事務所に委託して行った耐力度測定の結果を受けて改築を決めた。
跡地に整備する新たな屋内体育館については、S造2階建てとし、既存体育館と同程度の規模を予定。体育室のほか、男子用トイレ、女子用トイレ、みんなのトイレ(多目的トイレ)、放送室、倉庫、2階キャットウオーク、校舎との渡り廊下などを配置する。
14日には設計委託の事後審査型一般競争入札を公告。20日までの入札参加申請期間、6月4〜9日の入札期間などを経て、同月10日の開札。予定価格は1562万2000円(税抜き)。委託期間は、契約締結日の翌日から22年2月24日まで。
入札参加資格要件は、市内に本店または入札・契約の権限が委任された支店・営業所を置き、市の入札参加業者資格者名簿の「測量・コンサルタント」部門「建築:建築一般」に登録があることなど。さらに、過去10年以内における、国または地方公共団体が発注した公共建築物の新築・増築・改築工事のいずれかの設計業務委託を履行した実績を求めている。また、管理技術者については3か月以上、直接的かつ恒常的な雇用関係がある一級建築士とする。
業務では、現場調査と地質調査を経て、既存体育館の解体と新体育館の建設について実施設計を取りまとめる。