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　富山県建設業協会富山支部の第６８回通常総会が１４日、富山市のホテルグランテラス富山で開催され、役員改選で支部長に高田均氏（高田組）を再任した。
　正会員１２５名のうち、５８名が出席。冒頭、高田支部長があいさつし、新型コロナに伴う支部活動への影響などを説明した上で、「建設業にとって大変明るい話題もあった。今年度から、防災・減災、国土強靱化のための５か年加速化対策に取り組まれることになった。これもひとえに、皆様の協力の賜物」と謝意を示し、「公共事業予算の確保を土台として、建設業が将来にわたって社会資本の整備や災害対応、道路除雪など、地域の安全・安心の守り手としての使命を果たしていくには、担い手の確保・育成を図る必要がある。引き続き、働き方改革や建設現場の生産性向上などに取り組んでいただきたい」と述べた。
　議事では、２０年度事業報告や収支決算、２１年度事業計画と収支予算などを承認。２１年度は、▽強靱な県土づくりのための安定的・持続的な公共事業予算の確保▽地域に精通する企業が活きる入札・契約制度の改善▽「新・担い手三法」に基づいた働き方改革の促進と建設現場の生産性の向上▽社会貢献活動の実施―に取り組む。
　役員改選で支部長に再任された高田氏は、「厳しい経営環境下の中、新役員一同、一致団結して諸課題に対応できるよう努めていく。皆様のご支援、ご協力を賜りたい」とあいさつした。
　総会前には講演会が開かれ、富山土木センターの倉田清所長、富山農林振興センターの松井俊成所長が管内の主要事業を説明した。新役員のうち、支部長以外の主な役員と新任の理事・監事は次の通り（敬称略）。▽副支部長＝辻正博（辻建設）、高尾道明（高尾建設）、（新）藤川茂（藤川建設）▽常任相談役＝竹内茂（婦中興業）▽理事＝（新）横川泰希（佐藤工業北陸支店）、（新）東敬司（東建設）、（新）堀川純一（日本海建興）、（新）淺木学（慶治組）▽監事＝（新）杉山一雄（杉山組）