県鳥取県土整備事務所は、国道178号岩美道路建設事業のうち陸上地区のボックスカルバートや浦富地区の土工を今夏までに発注する。ボックスについては東浜インターチェンジに設置する構造物で、同事務所山陰道・岩美道路推進室では早ければ今月末の公告に向けて準備を進めている。
岩美道路の建設事業は、20年度の国補正と21年度予算を合計した45億円を投入して浦富高架橋、笹原橋、牧谷トンネル、東浜トンネルなどの大型構造物の工事を促進。また、土工については、東浜工区と日野谷工区を中心に今年度も大掛かりな工事に取り組む。
東浜工区の大型土工については、自動車道の盛土を支える国道178号沿いの補強土壁も完成が近づいているほか、斜面を安定させるための法面工事も進んでいる。近く発注する工事は、東浜ICの場所打ちボックス(長さ14・5b)を新設することにしており、コンクリートの規模が635立方b、鉄筋73dなど。概算工事費は1億円前後を見込んでいる。
一方、浦富地区の改良2工区についても発注に向けた準備が進んでいる。工事は、牧谷トンネル側の土工を計画しており、土木A級を対象に公告する見通し。
日刊建設工業新聞