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北陸工業新聞社
2021/05/17

【富山】28日、詳細設計を開札/415号新庄川橋架け替え/県管理課

 富山県土木部管理課は28日、射水市庄西町〜庄川本町地内「一般国道415号道路改築(新庄川橋)橋梁詳細設計委託業務」を開札する。
 業務内容は、7径間鋼箱桁橋399メートル、下部工8基の橋梁詳細設計一式。履行期限は22年3月28日まで。
 事業区間は延長約900メートル、幅員19メートル。橋前後の堤防整備を含め、新庄川橋と隣接する万葉線橋梁を一体的に架け替えることで、洪水を安全に流下させる上でのネック個所を解消し、第2次緊急通行確保路線として安全な道路交通の確保を図る。国と万葉線、県の3者で施工範囲や費用負担の考え方などを定める基本協定の締結に向け協議を進めている。総事業費は約140億円。38年度の完成を予定している。
 庄川河口部に架かる新庄川橋は、1938年に建設された上流側の旧橋(RCゲルバー桁橋417メートル)、1972年に建設された下流側の新橋(トラス橋418・6メートル)の2橋で構成。旧橋では支承部の腐食やコンクリート強度の低下などが著しく、新橋も桁の腐食や床版劣化が進む。庄川の河川整備計画には、2メートル程度の堤防嵩上げに伴い、橋梁の架け替えが位置づけられている。

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