大阪府は、寝屋川高校施設整備基本構想策定業務の入札を行い、汎設計(大阪市中央区)が落札した。履行期間は2022年3月8日。順調にいけば、22年度に基本計画を策定、23年度に基本設計を行う予定だ。
同校の本館が築82年を経過しているため、本館の改築の他、他施設の集約や改修、改築を含めて検討する。基本構想では現地建て替えを基本に、建物の配置や仮設校舎の必要性、コストや工期などを含めた整備の進め方を検討する。
本館の規模は鉄筋コンクリート造3階建て延べ2255平方b。この他、別館、東館、西館、北館、理科館、食堂、体育館などがある。本館を含む施設の総延べ床面積は約1万4000平方b。
酒井隆行前教育長は20年9月の府議会本会議で「改修しても安全性を確保できない状態で、他の施設への集約などの代替案がない場合、本館だけでなく、他の築70年未満の施設の改築も検討する。長期的な視点で費用を試算し、適切な方法を見極めたい」と説明している。
同校の所在地は寝屋川市本町15ノ64。敷地面積は約3万4000平方b。生徒数は約1000人。
提供:建通新聞社