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建通新聞社(神奈川)
2021/05/17

【神奈川】横浜国道 21年度事業費は総額445億円

 国土交通省横浜国道事務所は、総額445億0400万円の2021年度事業概要を公表した。新規事業として「追浜駅交通ターミナル整備事業」に1億円、「国道357号鳥浜町交差点改良」に1・5億円を措置した。いずれも調査設計などを進める。継続事業は首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の整備で横浜環状南線の栄インターチェンジ・ジャンクション橋梁上下部工や栄・戸塚地区改良工、横浜湘南道路の横湘トンネル工事などに345億8600万円を投じる。21年度開通予定の国道246号秦野ICの改良・舗装工事には4億0800万円を充てる。
 追浜駅交通ターミナル(バスタ)整備事業は、バスやタクシーの乗降場を集約してモーダルコネクト環境を整備し、えき・まち・みちが一体となった空間を官民連携で具体化する。5月12日に「R3横浜国道管内交通結節点検討業務」の委託先選定で簡易公募型プロポーザルの手続きを開始した。7月に委託先を特定し、具体的な計画づくりと設計を進める。
 横環南と横浜湘南道路の整備ではきょう14日、栄IC・JCT上部工の一般競争入札を公告する。横環南栄IC・JCTのDランプ1号橋456bと、横浜湘南道路栄IC・JCTの▽Aランプ1号橋294b▽Dランプ3号橋294b▽Cランプ1号橋114b―を24年3月までに構築する工事で、6月9日まで入札参加申請を受け付ける。開札は8月20日。このほか栄・戸塚地区改良工、横湘トンネル、小雀藤沢地区橋梁上下部工・改良工などを推進する。栄IC・JCT〜藤沢IC間の開通は24年度、釜利谷JCT〜戸塚IC間は25年の予定。
 環境対策は、国道16号相模原市緑区元橋本町〜横須賀市走水2丁目区間の延長56・8`で、調査設計や遮音壁工などを推進。国道1号川崎市幸区小向仲野町〜柳町の2・8`区間では調査設計と改良工を継続し、道路と沿道が一体でゆとりある環境の整備を進める。
 国道16号横須賀地区では、老朽化が著しいトンネルを改修整備するため調査設計を継続する。対象は▽新浦郷トンネル(外回り)▽新船越トンネル(外回り)▽新田浦トンネル(外回り)▽新吉浦トンネル(内回り)―の4カ所。20年度は山岳トンネル詳細設計と道路詳細設計、平面交差点詳細設計を千代田コンサルタントに委託した。交通の安全性を確保し円滑化を図る。
 このほか維持管理では清掃や路面補修、長寿命化等予防保全対策を実施する。提供:建通新聞社