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滋賀産業新聞
2021/05/17

【滋賀】甲賀市 水口町の認定こども園整備事業

 甲賀市は、水口町で計画の幼保連携型認定こども園整備事業について、7月に運営事業者の募集を行う方針だ。併せて、同事業に係る造成工事を公共工事として市発注で同月頃に行う考えで、関係手続を進めている。
 工事期間等については現在調整中。発注方式は、事後審査型一般競争入札が有力視されている。
 事業者選定後は、直ちに設計業務委託へと進め、概算費用の算出等に取り掛かる見通し。このことから、順調にいけば造成工事と建築設計業務が並行して進む形だ。その後、早期に工事費等の予算措置を図り、着工時期の見通しを立て、23年4月開園を目指す。
 同事業は、22年(令和4年)4月1日開園を目指し、過年度に運営事業者を学校法人・森島学園(森島正博理事長・甲賀市甲南町野田604番地)に決定したものの、コロナ禍において人材確保が難しいなどの理由から同学園から昨年度に「辞退届」が提出され、事業は一旦白紙となっていた。その後、市内部で検討・協議を進め、水口町伴中山字平尾995番1外10筆の敷地5420・72平方b内に、S造平屋建、1743・54平方b程度の認定こども園を建設、造成工事を市負担事業とし、早期に事業をスタートさせることで23年の開園が実現可能な計画となるとの考えで意見を取りまとめた。
 なお、工事の際は、▽近隣の住居や農地に生じる恐れがある日陰や騒音等に関し適切な配慮を行うこと▽建築及び備品材料のうち、木材部については市内産材の使用に努めること▽適正数の自動車の駐車が可能な駐車場、必要な規模の駐輪場及びベビーカー置場を設けるとともに、送迎時の敷地内交通の安全確保に努めること▽原則、自らが上下水道の引き込み及び敷地内の配管工事等を行うこと―などに配慮して行うとし、この他必要な事項について設計業務内でまとめるとしている。

提供:滋賀産業新聞