建設新聞社
2021/05/14
【東北・秋田】基本計画策定支援プロポを公告/横手市が体育館と市民会館を移転新築
横手市は、老朽化した横手体育館と市民会館の移転新築に向け、基本計画策定支援業務を委託するとし、公募型プロポーザルの手続きを開始した。
同市の参加資格がなくても所定の資料を提出すれば参加可能。過去の実績要件として、2011年4月から21年3月までの期間に、北海道・東北地方で延べ5000平方b以上の体育館または延べ3500平方b以上の文化ホールの整備に関する基本計画策定(支援)業務または基本設計、実施設計を元請けまたはJV(構成員としての実績でも可)で受託した実績を有することを求めている。
参加意向申出書は今月26日まで、提案書は6月21日までの提出で、ヒアリングは7月1日を予定。総務企画部長を委員長とし庁内で組織する評価委員会で選考する。
横手市条里2の2の40地内に建つ横手体育館は、観客席数の不足や駐車場、建物の耐震性などの課題を抱えている。一方の市民会館は、設備の老朽化・陳腐化に加え、アクセスや駐車場、建物の耐震性などの課題解決が望まれている。
横手体育館は赤坂総合公園内への移転を想定。メーンアリーナはバスケットボールコート3面程度で観客席は3500〜5000席、サブアリーナはバスケコート1面程度で、延べ床面積は1万〜1万2000平方b程度を想定。プロスポーツ興行の誘致可能な施設とするほか、防災拠点機能についても今回の業務の中で検討する。
一方の市民会館は、現在の横手体育館の周辺に建設する(体育館跡地ではない)。延べ床面積は4000〜5000平方b程度としており、大ホールは1000〜1500席を確保。リハーサル室は小ホールも兼ねる。
履行期限は2022年1月28日までだが、10月ころに概算工事費の中間報告をまとめる。契約上限額は1320万円(税込み)。22年度から23年度に設計を作成、可能なら23年度内に建設工事を発注し、25年度の完成を目指す。
提供:建設新聞社