京都府建設交通部、農林水産部、府民環境部は13日、令和3年度予算に係る公共土木事業及び単独公共土木事業、農林水産部公共事業、水道・自然関係公共事業の実施(箇所決定)について公表した。
新規事業の主なものをみると、建設交通部は、市街地開発予定地区の治水安全度向上対策として防賀川(新西浜樋門)広域河川改修事業(京田辺市)、災害時の道路ネットワーク確保で一般国道163号(銭司〜木屋)(木津川市〜和束町)、自転車走行環境の整備等で南丹サイクリングロード(亀岡市ほか)ほか、京都舞鶴港整備の推進で舞鶴国際ふ頭におけるU期整備(舞鶴市)、木津川運動公園(北側区域)公共都市公園施設整備事業(都市公園事業)(城陽市)、伏見港みなと公園整備事業(京都市)など。
農林水産部は、農村地域防災減災事業(防災重点農業用ため池緊急整備事業)(府域全域)、農村地域防災減災事業(ため池整備)(梅谷地区)(木津川市)、治山事業(復旧治山)(亀岡市)、治山事業(緊急予防治山)(舞鶴市)、伊根町営海岸保全施設整備事業(浸食)〈農山漁村地域整備交付金〉(伊根町)[事業主体は伊根町]、農村地域防災減災事業(水質保全対策事業)(吹前揚水機場2期地区)(宇治市)など。
府民環境部は、大野発電所施設更新等事業(南丹市)。
建設交通部は、国の「防災・減災、国土強靭化のための5か年加速化対策」を含む総合経済対策を活用し、14ヵ月予算として公共・単独公共事業費597億3200万円を確保。前年度(600億2400万円)と比べ0・5%減。箇所数は計1060ヵ所(前年度947ヵ所)。
通常事業は公共が282ヵ所・263億1200万円、単独が589ヵ所・182億5000万円で、計871ヵ所・445億6200万円。
防災・減災、国土強靭化のための5か年加速化対策は、公共が189ヵ所・151億7000万円。
通常事業を事業種別でみると、道路が公共141ヵ所・123億9200万円、単独165ヵ所・64億6100万円の計306ヵ所・188億5300万円。街路が公共9ヵ所・6億5700万円、単独9ヵ所・9500万円の計18ヵ所・7億5200万円。河川が公共43ヵ所・28億3800万円、単独148ヵ所・37億5900万円の計191ヵ所・65億9700万円。海岸が公共1ヵ所・6500万円、単独9ヵ所・8100万円の計10ヵ所・1億4600万円。砂防が公共57ヵ所・16億5300万円、単独102所・13億5500万円の計159ヵ所・30億0800万円。公園が公共8ヵ所・9億4400万円、単独5ヵ所・4億1800万円の計13ヵ所・13億6200万円。港湾が公共13ヵ所・6億9800万円、単独7ヵ所・10億4500万円の計20ヵ所・17億4300万円。下水が公共8ヵ所・60億6600万円、単独5ヵ所・2億6600万円の計13ヵ所・63億3200万円。その他が公共2ヵ所・9億9900万円、単独139ヵ所・47億7000万円の計141ヵ所・57億6900万円となり、これらを合計すると、公共282ヵ所・263億1200万円、単独589ヵ所・182億5000万円の計871ヵ所・445億6200万円。これに国土強靭化のための5か年加速化対策をあわせると、公共471ヵ所・414億8200万円、単独589ヵ所・182億5000万円の計1060ヵ所・597億3200万円。
農林水産部の箇所数は計159ヵ所で事業費は68億6400万円。前年度(70億1800万円)と比べ2・2%減。
通常事業は、府営が49ヵ所・21億7000万円、団体営が84ヵ所・24億7500万円の計133ヵ所・46億4500万円。
防災・減災、国土強靭化のための5か年加速化対策は、府営が29ヵ所・15億0500万、団体営が28ヵ所・7億1400万円の計57ヵ所・22億1900万円。
通常事業を事業種別でみると、農業農村整備が府営26ヵ所・11億7400万円、団体営46ヵ所・6億8600万円の計72ヵ所・18億6000万円。森林保全整備が府営21ヵ所・8億4100万円、団体営26ヵ所・13億3100万円の計47ヵ所・21億7200万円。漁港漁場整備が府営2ヵ所・1億5500万円、団体営12ヵ所・4億5800万円の計14ヵ所・6億1300万円。
府民環境部の箇所数は計21ヵ所で、事業費は36億6300万円。前年度(36億7000万円)と比べ、1・9%増。
事業種別でみると、水道・工業用水道・電気事業は3ヵ所・24億円(水道事業1ヵ所・22億3761万円、工業用水道事業1ヵ所・1億2626万円、電気事業1ヵ所・3570万円)、市町村水道が14ヵ所(市町)・12億0809万円、自然公園等施設整備事業が4ヵ所・5538万円(自然公園整備事業3ヵ所・4808万円、都市公園整備事業1ヵ所・730万円)。