倉敷市は、2021年度で復興防災公園(仮称)整備に向け実施設計に着手するため、予算が確保できれば上半期中にも委託する。「平成30年7月豪雨」で被害を受けた真備地区の小田川沿いに、災害時の防災拠点や一時避難場所となり、平常時には防災教育の場、住民が川を感じ楽しめる場、真備の魅力を発信できる場としても活用できる施設を整備する。
施工場所は、真備町箭田の小田川と高馬川合流点の約4・5f(嵩上げ地約1・2f、緩斜面地など約1・6f、河川敷公園約1・7f)。小田川堤防敷きを境に、市街地側を堤防道路と同程度の高さまで盛り土し、災害時の防災拠点となる公園を整備。平常時は、遊びのゾーンとして芝生広場や多目的広場、遊具広場、交流広場、駐車場などとして利用する。河川敷については、スポーツ・レクリエーションゾーンとして多様な世代が交流し、川を感じ楽しめる場として利用できる施設を整備する。
国と連携して進めている堤防拡幅などと調整を図りながら工事を進め、真備地区復興計画最終年の23年度までに完成させる予定。
「提供:建通新聞社」